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vol.10

dフォトヒント

写真家むらいさちの
夏旅フォトエッセイ

非日常を探して旅に出かけよう。
~夏の上高地を歩く~

写真家むらいさちが、夏の信州をめぐり撮影した写真を、「上高地」「花めぐり」「美ヶ原高原」の3編に分けて綴っていきます。

旅は、普段の生活から離れて、非日常に出会える大切な時間だと思う。そこで出会ういろいろな事柄に、ココロが反応して、嬉しくなったり、感動したり、ちょっと切なくなったり……。きれいな景色にカメラを向けて写真を撮るだけでなく、一歩踏み込んで、その時に感じた自分の想いや、感情まで写真に写し込めたら、その旅がきっと永遠になる。少なくとも、僕はそう信じて写真を撮っている。

夏の上高地を歩く

美しい自然で有名な上高地は、一度は行ってみたい憧れの場所ではないでしょうか。僕の上高地の印象は、とにかく「水がきれい」ということでした。

朝7時に上高地に到着、まずは水面に美しい山並みが映る大正池に。朝の時間は、風が静まっていることが多いのでおすすめです。

上高地ではトレッキングもおすすめです。夏でも涼しく森の中はひんやりとしてとても気持ち良く歩けます。そして、とても美しい自然の風景が迎えてくれます。

自然の風景は、カメラの色の設定をビビッドにしてあげると、輪郭などがくっきり出て、色も鮮やかに表現できます。

森を歩くときには、足元にも目を向けてみてください。そうするとまた違う風景が見えてきます。この時はかわいい動物や、2cmほどのキノコに出会うことができました。

上高地、最後の一枚は、このブルー。海の中とも違う上高地のブルーは本当に美しかった。

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撮った写真はプリントしよう

スマートフォンのおかげで、いつでも気軽に撮影できるようになりましたが、その撮りたまった写真、プリントしていますか? 画面の中だけでなく、フォトブックやプリントなど、手に取れる形で残すと、宝物のように愛着が湧いてくるから不思議です。dフォトなら、月額308円でフォトブック1冊かL判プリント30枚を作れるので、宝物が毎月増えていく楽しみを味わえます。家に飾ったり、おじいちゃんおばあちゃんに贈ったり…と、思い出を見える形で共有するのも良いですよね。ステキな写真が撮れたら、ぜひ形に残してみてください。

むらいさち

沖縄でのダイビングインストラクターを経て写真の世界へ。水中をメインに、日本を始め世界の海を訪れる。最近では、水中からオーロラまで、地球全体をフィールドに撮影を続けている。独特の淡く優しいスタイルで「幸せな瞬間」を表現し続けている。著書に、写真集「ALOHEART」「LinoLino」「きせきのしま」「FantaSea」、写真教本「光と色の写真の教科書」、新刊に詩人谷川俊太郎氏とのコラボ写真絵本「よるのこどものあかるいゆめ」がある。

監修 笠原竜太